今夏、3年ぶりの開催となる大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024(以下、大地の芸術祭)
芸術祭と聞いて、
「難しそう」
「芸術とか興味ないし」
そう思ったあなた。ちょっと待ってください。
大地の芸術祭は従来の「見るだけ」の美術館のようなイベントではありません。
見て、触って、グルメも楽しめる。
大人から子どもまで気軽に芸術に触れられる、そんなイベントです。
この記事では、20年前の初回から全て参加している筆者が大地の芸術祭の魅力を余すところなくお伝えします。
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大地の芸術祭2024 7つの魅力とは?
初めての人は、のどかな田園風景の中に突如現れる現代アートにびっくりするかもしれません。
でも、それだけじゃないんです。
地元の人々との心温まる交流、絶品グルメ、そして忘れられない宿泊体験まで。
大地の芸術祭は魅力が満載。
2024年に開催される芸術祭の、とっておきの7つの魅力をご紹介します!
あなたもきっと行きたくなるはず!
自然×アートの絶景コラボ
大自然を背景に、ちょっと変わった現代アートが出現!
例えば、巨大な顔のオブジェが田んぼをにらんでたり、森の中で光るアートに出会えます。
自然とアートが溶け合って、まるで別世界に来たみたいです。
季節や時間で景色もガラッと変わるから、何度来ても飽きません!
写真撮影のベストスポットがいっぱいで、SNS映え間違いなしです。
地元のおじちゃんおばちゃんも大活躍
この芸術祭、地元の人たちが大活躍しています。
アーティストと一緒に作品作りに励んだり、ユニークなガイドツアーを企画したり。
昔ながらの民家を開放して、おいしいごはんを振る舞ってくれることも。
方言丸出しの説明を聞いてると、思わずクスッと笑っちゃうかもしれません。
でも、そんな温かい交流が、この芸術祭の隠れた魅力なんです。
都会じゃ味わえない、心温まる体験ができますよ。
体験型アートで遊び倒そう!
ここのアート、ただ見るだけではありません。
自分で参加できる作品がいっぱい!
例えば、巨大迷路のようなインスタレーションを探検したり、光と音のアートに身を委ねたり。
子ども向けのワークショップもあって、みんなで大きな絵を描いたりも。
体全体で芸術を感じられるから、アートに詳しくない人でも楽しめちゃいます。
思わず「わー!」って声が出ちゃうような、驚きの連続です。
朝昼晩で変身!?魔法のような景色
同じ作品でも、時間帯によって全然違う顔を見せてくれます。
朝靄のなかで神秘的に浮かび上がる姿、真昼の陽射しを浴びてキラキラ輝く様子、夕暮れ時にシルエットになる姿…。そして夜はライトアップされて、まるでファンタジーの世界!
一日中いても飽きない。「今」にしか見られない特別な景色を求めて、作品を訪れるのも楽しいでしょう。
舌でも楽しむ!?アートなグルメ旅
大地の芸術祭は食でも楽しめます。
イベントでやっている地元の新鮮な食材を使った創作料理も楽しいですけど、私のおすすめは地元のお店。
名物へぎそばはたくさんのお店があって選ぶのが大変なくらいですし、お米が美味しい地域なので定食系は当たりが多いです。
地域の活性化にもつながりますし、ぜひローカルなお店を楽しんでいただきたいと思います。
泊まれる芸術作品で夢のような一夜を
普通のホテルじゃつまらない!
ここでは、アート作品の中に泊まれちゃうんです。
「うぶすなの家」は昔ながらの茅葺き屋根の家に陶芸家が手がけた囲炉裏やかまどを備えていて、地元食材の食事が出てきます。
「夢の家」は作品そのものが「自分自身と向き合うために夢を見てほしい」という狙いとなっていて、100%作品を味わうことができます。
普段は体験できない非日常的な空間で過ごせるから、旅の思い出もより鮮やかに。
アートな空間で過ごす夜は、きっと素敵な夢が見られるでしょう。
田舎を元気に!アートの力で地域にパワーを
この芸術祭、実は田舎を元気にする秘密兵器なんです。
過疎に悩む地域に、アートの力で新しい魅力を吹き込んでいるんですよ。
観光客が増えて街が賑わったり、若いアーティストが移住してきたり。
地元の人たちも誇りを持って街の魅力を語るようになって、街全体が活気づいています。
アートを見に来たはずが、思わぬ形で地域の未来を考えるきっかけになるかも。
そんな深い側面も、この芸術祭の大きな魅力です。
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エリア別おすすめ作品をご紹介
普通のイベント紹介記事ではたくさんの写真と詳細な説明を載せますが、この記事ではあえてそれをやりません。
結末がわかっている映画のように、この芸術祭は全部を知ってしまうと面白くありません。
だから、ぜひ現地に足を運んで、驚きと感動を味わってください。
地域別にメインの展示と特におすすめするスポットを簡単に紹介していきます。
十日町エリア
十日町エリアを回る際は、まず拠点施設「越後妻有里山現代美術館 MonET」に向かいましょう。
MonETは「空の池」という作品にもなっている大きな吹き抜けがある建物でかなり広く、目玉となる大型の新作や映像作品、館内にも屋外にも多くの作品があります。
また、たくさんのお土産も置いてありますし、なんと温泉まであります!
キャンプや車中泊の人には嬉しいですよね。
私が気になっているのはTSUMARI BURGER。妻有ポークをホロホロと煮込んだオリジナルバーガーがあるそうで、毎回ビジュアルにやられそうになります。
今年は絶対に食べるつもりです!
枯木又プロジェクトも注目してください!
記憶を題材にした作品や、新聞紙で時間を表現した作品など、注目の新作がいくつもあります。
作品数そのものが多くて、目玉となる大きな施設もいくつもある。
絶対に外せないのが十日町エリアです。
川西エリア
十日町エリアの北側にあるのが川西エリア。
綺麗な芝生のあるナカゴグリーンパークを拠点とした作品群は必見です。
10/6までの期間限定のNakago Wonderlandは必見。
動物をモチーフにした作品が数多く飾られ、ワークショップも開催されるそう。
芝生でゆっくりするだけでも気持ちがいいですし、おすすめです。
また、ジェームズ・タレルの「光の館」は必ず抑えておきたいスポット。
日本家屋をベースに幻想的な光の世界が表現されています。
できれば宿泊をしたいところですが、予約できる範囲は全ていっぱいになってしまっています(7/12現在)。残念。
中里エリア
一番の目玉はなんと言っても清津峡渓谷トンネル(MADアーキテクツ)。
上の写真、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
インスタ映え?X映え?あなたのフォロワーさんの目を釘付けにできます。
この場所に至るまでのトンネル内も、暗さを生かした作品になっていますし、涼しいのも嬉しいですね。
妻有の夏は暑いですので。
注意点は混雑。
ここに至るまでは国道から一本道になりますし、人気施設なので渋滞が発生します。
駐車場のキャパ以上には入れないので、ひどい時は数時間待ちにもなることも。
おすすめは、朝一番に行くことです。
朝早くに到着して、ゆっくり水の音を聞きながら開館を待ちましょう。
近隣に、清津倉庫美術館もあるので、一緒に回ってしまうのもおすすめです。
松代エリア
松代エリアの目玉は「農舞台」。
十日町のMonetに並ぶ拠点施設で、情報収集にも使えますし、松代城の山頂までに40箇所ある野外展示も魅力的で、特に初めての人は必ず行くべきスポットといえます。
農舞台のおすすめは、教室全体が黒板になっている展示。
机や椅子など全部黒板で、落書きし放題。
童心に帰っていたずら書きをしちゃいましょう。子どもも楽しめます。
また、廃校を使った奴奈川キャンパスも見逃せません。
中の展示も魅力的ですが、子どもと一緒に楽しめる「はなしるべ」が特におすすめ。
緑の中、家族でゆっくりキコキコとレールの上を走る時間。とても贅沢ですよ。
松之山エリア
拠点で一番大きな施設の”十日町市立里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロ”は、多くの展示があるので初めての人にはおすすめです。
このエリアで見逃せないのが「最後の教室」。
廃校を丸ごと使った作品で、地域や学校の記憶を閉じ込めた、そんな作品になっています。
独特の世界観に引き込まれること間違いありません。
津南エリア
津南エリアのおすすめは妻有双六。
学校の道具を使った原寸大?の双六があり、人がコマとなって楽しめます。
うちの子どもはすごく気に入って、芸術祭の話をするたびにここに行きたいといいます。
また、2024年の芸術祭の目玉は、”アケヤマ-秋山郷立大赤沢小学校-“の展示といってもいいでしょう。
2021年に廃校となった小学校が新たにに拠点となり、新しい作品が多く並べられています。
生活技術や信仰、自然を使った展示は行く価値があるでしょう。
津南エリアはエリアの端にあり、なおかつ作品も点在しているので、きちんと計画を立てていくことをお勧めします。
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注意点は
歩きやすい服装でGO!
広大な敷地を歩き回るので、動きやすい服装と歩きやすい靴は必須です!
特に山道や田んぼ道もあるので、スニーカーをおすすめします。
帽子や日よけ対策も忘れずに。
天気予報をチェック!
屋外の作品が多いので、天候に左右されやすいです。
雨の日はカッパや傘を忘れずに。
山間部だとぬかるむところも多いので、長靴がいい場所もあります。
また、晴れの日は日差しが強いので、日焼け止めも大切ですよ。
交通手段を事前にリサーチ!
会場が広範囲に散らばっているので、移動手段は要チェック。
車やバイクがない場合はツアーを利用すると効率よく回れるでしょう。
好きな作品だけ回ることができないこと、時間の制約は難点ですが。
おすすめは車。
マイカーやレンタカーで自宅近くから行くのもいいですが、東京からだと越後湯沢まで行ってレンタカーを使うのもいいでしょう。
レンタカーを選ぶ際は、小さい車がおすすめ。
山道ですれ違うことも多いので大きな車だと不便です。
また、結構走りますし坂道での走りを考えると、アクアなどのハイブリッド車だと最高です。
バスなどの公共交通機関は本数が少ないので、あまりおすすめしません。
十日町や松代の街中作品だけを回るのであればいいでしょうけど。
宿泊は早めの予約を!
人気の宿泊施設はすぐに埋まっちゃいます。
アート作品になっている宿はキャンセルが出ない限りは難しいでしょうけど、条件のいい宿から埋まっていきます。
行くと決まったら即予約が鉄則。
いますぐチェックしてくださいね。
バッテリー切れに注意!
素敵な景色や作品をたくさん撮影したくなるはず。
でも、田舎なので充電できる場所はないと思ってください。
車があれば車内で充電もできますが、意外と乗ったり降りたりが多かったり、作品を見る時間もあるので十分に充電ができません。
モバイルバッテリーは必須ですよ!
チケット情報
【開催日程・パスポート有効期間】
2024年7月13日(土)-11月10日(日)※火水定休
10:00~17:00(10、11月は10:00~16:00)
※作品により公開日時が異なる場合あり
【料金(税込)】
前売 一般3,500円/小中高1,000円/小学生未満無料 ※前売料金は7月12日(金)まで
会期中 一般4,500円/小中高2,000円/小学生未満無料
【現地販売場所】
・十日町市総合観光案内所 (十日町駅西口内) /松代・松之山温泉観光案内所 (まつだい駅内)/津南案内所(大口百貨店内)/MonET回廊特設案内所 /まつだい「農舞台」案内所 /清津峡観光案内所 /「森の学校」キョロロ案内所 /下条案内所(神明水辺公園) /ナカゴグリーンパーク案内所 /雪あかり案内所(今泉記念館内)/越後湯沢駅案内所/各作品受付
おすすめは”アソビューのオンライン購入”
上記の通りパスポートは現地で購入できますが、私のおすすめはアソビュー(asoview)。
クレジットカードや後払い(ペイディ)が使えて、しかもポイントも貯まる!
どちらで買っても値段は同じなので、オンラインで買わない理由はないでしょう。
(行きの車中で買うのもありですね)
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●引換場所
・十日町市総合観光案内所(十日町駅西口内)
・松代・松之山温泉観光案内所(まつだい駅内)
・津南町観光協会
・越後妻有里山現代美術館MonET 受付(会期中はMonET案内所にて対応)
・まつだい「農舞台」受付
・清津峡観光案内所
・越後松之山「森の学校」キョロロ
アクセス
鉄道
関東方面から:越後湯沢駅
大阪方面から:直江津駅
越後湯沢駅もしくは直江津駅から十日町駅へはJR上越線もしくは北越急行ほくほく線で、
車
関東方面から:六日町IC(関越自動車道)
北陸方面から:上越IC(北陸自動車道)
長野方面から:豊田飯山IC(上信越自動車道)
新潟方面から:越後川口IC(関越自動車道)
まとめ
想像してみてください。
広大な田園風景の中に突如現れる驚きの現代アート。
地元の方々の温かな笑顔。そ
して、あなたの五感全てを刺激する体験の数々。
これが大地の芸術祭2024です!
新潟の十日町市と津南町で繰り広げられるこの芸術祭は、単なる観賞イベントではありません。
あなたが作品の一部となり、地域の未来を感じ、忘れられない思い出を作る場所なのです。
朝霧に包まれた神秘的な作品から、夕陽に輝く絶景アートまで。
アートな宿泊施設での夢のような一夜。
地元の味が詰まった絶品グルメ。
全てがあなたを待っています。
今すぐ日程を確保し、この魔法のような世界への冒険に出かけましょう。
大地の芸術祭2024は、この夏の特別なイベントとなるはずです。
さあ、アートの旅に出発する準備はできましたか?
まずはガイドブックを購入して、あなただけのツアーを作ってみましょう!
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